首・脇・胸にできやすいスキンタッグの治し方
だんだん増えてくる小さいイボやホクロのようなもの。
それはスキンタッグ(老人性イボ)かもしれません。
治療法や自宅での治し方をお伝えします。
スキンタッグとは?
スキンタッグ(skin tag)とは、脂漏性角化症(老人性イボ)の一つで、良性の皮膚疾患です。
大きさは1〜3mm程度のものが多く、色は褐色調で、皮膚面から少し飛び出ているのが特徴です。
首の周りや、脇の下、胸やブラジャー周りなど、皮膚が薄くて摩擦が起きやすい場所にできやすいです。
中高年以降に目立ってきますが、20歳代からでき始める人もいます。
年々増加していく傾向にありますが、ウイルス性のイボではないので、うつることはありません。
スキンタッグの治し方
皮膚科で治す方法
@液体窒素を用いた冷凍療法
画像:「住吉皮膚科ブログ」より
スキンタッグ(老人性イボ)を液体窒素で凍結させて腐らせます。
1〜2週間後にかさぶたになって自然に剥がれ落ちます。
保険が適用されるので、たくさんできていても1回数千円でできる治療法です。
ただし、完全に治癒するまでには何回か通院する必要があります。
A医療用ハサミで切除
膨れ上がった小さなスキンタッグ(老人性イボ)であれば、ハサミで切除することが可能です。
保険が適用されるのでとても安く治療できますが、切れる形のイボでないと除去することはできません。
B炭酸ガスレーザーで除去
画像:「神戸アカデミアクリニック公式サイト」より
スキンタッグ(老人性イボ)の盛り上がった組織をレーザーによって瞬時に蒸発させます。
保険は適用されない自費診療になってしまうので、数が多い場合は数万円の出費を覚悟する必要があります。
皮膚科によって金額が全く違いますが、1個数千円という病院が多いです。
お金がかかる分、液体窒素のような再発の心配がないのでおすすめです。
自宅で治す方法
@ヨクイニンなどの漢方薬を飲む
ヨクイニン(ハトムギエキス)はイボに効果があるといわれています。
スキンタッグ(老人性イボ)への効き目は科学的には証明されてはいませんが、「効果があった」という声もあり、健康にも良いので飲まないよりは飲んだ方が良いでしょう。
Aイボ用の薬やオイル・化粧品を塗る
イボに効果があるというハトムギエキスやアンズエキス配合の化粧品やオイルがスキンタッグ(老人性イボ)に効果があるとされています。
皮膚科で治療するような即効性はありませんが、次々とできてくるスキンタッグ(老人性イボ)対策としては、一番簡単で続けやすい方法です。
スキンタッグができる原因
スキンタッグは、老人性イボとも呼ばれるくらいですから、原因は「老化」です。
紫外線対策の他、肌が乾燥しているとダメージを受けやすくなるので、保湿をしっかり行いましょう。
特に顔にはいつも化粧品を使うのに、身体には使わないという方も多いのではないでしょうか?
スキンタッグができている部分にも化粧品を使って保湿しましょう。
スキンタッグに効く化粧品
スキンタッグなど老人性イボに効果があるとされる化粧品があります。
塗り薬はすぐに塗り忘れてしまったり、継続が面倒くさくなたりしますが、化粧品はいつものスキンケアを置き換えるだけでいいので続けやすいです。
特におすすめなのが、老人性イボに効果があるとされるハトムギエキスや杏子エキスの入ったオールインワンジェルの「艶つや習慣」です。
オールインワンジェルとは、化粧水・乳液・美容液・保湿の機能が一つにまとまった化粧品のことです。
「艶つや習慣」は、化粧水・乳液・美容液・保湿効果に加えて、さらに老人性イボやざらつき対策になる角質ケアもできるので、ケアがとても楽です。
顔だけでなく身体にも使えるので、女性だけでなく男性や子供にも人気です。
1日約3〜5分を目安に丁寧にマッサージして老人性イボ(古くなった角質)に塗り込むと、角質が膨らんできたり立ち上がってきたり変化します。
ポロリとなる直前になると黒っぽく枯れたように硬くなってきます。
しばらくすると根元からポロリと痛みなどもなく取れてツルツルになります。